執筆者 chopin | 12月 13, 2015 | メンバー日記
メンバー日記 明治43年(1910年)、久は東京音楽学校の助教授に任命された。ピアノを始めて僅か9年、23歳の久は日本のピアノ界の未来を担って立つ者として、その名声、人気は人もうらやむ程のものとなった。 この年、7歳の少女が母親に手を引かれて、彼女の教えをもらいに門を叩いている。文豪で軍医の森鷗外の愛娘(まなむすめ)、茉莉(まり)である。後に彼女自身も作家となった森茉莉は、この7歳のときの思い出を、1984年当時の「週刊新潮」に連載だった「ドッキリチャンネル」でこう書いている。...
執筆者 chopin | 11月 26, 2015 | メンバー日記
メンバー日記 バッハのオルガン曲について バッハのオルガン曲は、弾いていて元気が出てくる曲が多いのです。駒場祭でひく変ホ長調BWV552もそのひとつ。少し曲が長いので(全部で16分)怖れ多くも前奏曲を少しカットしています。その時の言い訳をプログラムに書いています。以下、少し長いですが… ・バッハの作曲方法...
執筆者 chopin | 11月 23, 2015 | メンバー日記
メンバー日記 叔父のもと邦楽の修行を続けていた久は、帝大の学生となって東京に住む兄弥太郎の助言に従って京都を離れ、東京音楽学校への入学準備を始めるべく上京する。そのとき彼女は15歳であった。しかし、己の人生の岐路に立っていることを充分に自覚していたに違いない。 ...
執筆者 chopin | 11月 19, 2015 | メンバー日記
メンバー日記 2015年11月21日(土)~12月4日(金)に東京渋谷のシアター・イメージフォーラムでオーストリアの巨匠ミヒャエル・ハネケ監督の特集上映『ミヒャエル・ハネケの映画術』が開催されます。観客の神経を逆撫でする、陰湿で挑発的なところがハネケの特徴のため、正直なところある程度映画が好きな人以外にはオススメしにくいのですが(苦笑)…あえて書いたのは『ピアニスト』が今回の特集に入っていたからです。...
執筆者 chopin | 11月 18, 2015 | メンバー日記
メンバー日記 11月21日(土)12時~14時、東大駒場祭でオルガン同好会の演奏会に出演します。 お時間のある方はどうぞお越しください。私は最初の方の出番です。 私の演目はJ・S・バッハの前奏曲とフーガ変ホ長調BWV552。楽器が手近にないので足ペダルの練習が思うようにできていませんが…。 今回のプログラムは全体的にバッハが多いそうです。 KAZU バッハをオルガンで弾くのが趣味です。プレリュードとフーガとか、トッカータとフーガとか。...