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【メンバー日記】【書評2】蜜蜂と遠雷


先日の夏合宿お疲れ様でした!学生の頃に戻ったかのようでとても楽しかったです!あいにくの雨で花火はできませんでしたが、また別の機会にやりたいですね!

今回は練習会でも度々話題に挙がっていた小説の書評です。気になっていたので読みました。心理描写や音楽に対する表現に共感するところが多く、上下巻でボリュームがあったのですが面白くて一気に読んでしまいました。話題作ですし映画化も控えているのでネタバレしないよう簡単な紹介と感想です。

雑な紹介
タイトル:『蜜蜂と遠雷』
著:恩田陸

3年に1度のピアノコンクール(浜松国際ピアノコンクールがモデル)を題材にした小説です。浜松で入賞し、後にショパンコンクールで1位になったラファウ・ブレハッチというピアニストから着想を得たそうです。

構成は
・エントリー
・第一次予選
・第二次予選
・第三次予選
・本選
という感じです。コンクール全編を通してコンテスタントやその家族、友人、審査員、調律師、記者など様々な登場人物の群像劇のように物語が展開されていきます。ピアノコンクールという地味そうなイベントなのに一本調子ではなく、それぞれの予選本選で登場人物たちの興奮、葛藤、成長のようなドラマがあります。まるでジャンプ三本柱ですね。序盤、中盤、終盤、隙がないと思うよ。

主要なコンテスタントのひとこと紹介
・風間塵:16歳。天才。
・栄伝亜夜:20歳。天才。
・マサル:19歳。天才。
・高島明石:28歳。天才。

…あまり紹介になっていませんが、読んだときのお楽しみということで笑
ちなみに自分は一次予選の段階で、高島明石さんと栄伝亜夜さんを応援していこうと決めて読んでいました。読み進めた結果、やはりこの2人を推して良かったと思えました。
高島明石さんは仕事しながらピアノを弾く天才です。仕事とピアノの両立というところが推せるポイントです。他のコンテスタントとは重みが違いますね。
栄伝亜夜さんはあるきっかけからしばらく人前でピアノを弾かなかったけれども天才です。亜夜さんこそがこの小説の見どころと言っても過言ではありません。
風間くんは小粒でもピリリと辛い山椒的な天才です。
マサルさんは大物だけど意外と普通の天才です。

最後雑になりましたがネタバレできないのでこれくらいしか言うことがありません。

コンテスタントやその関係者がコンクールを通じて変わっていく青春ドラマ的な本です。ピアノを弾く人にはぜひ読んでもらいたいですね。

感想
読んでいて、コンクールに自分の友人が出場するかのような緊張感がありますね。自分は、現実のピアノコンクールを観たことがなかったのですが(コンクールの一部を切り取った演奏動画を観るくらいです)、小さい頃からピアノをし続けてきた人たちが、揃って覇を競うというのは熱いものがありますね。コンテスタントの心理描写の部分では、習っている教室の発表会に出たときのことを思い出しながら読みました。個人的には二次予選あたりがキャラクターの方向性が定まってくるようで一番面白かったです。

文章表現がピアノ弾きにとってとても分かりやすく共感できるものでしたので、ぜひ映画だけでなく小説も読んでほしいです。実は、映画を見る前に原作小説を読む、ということが初めてでした。大体、小説とかは映画とかで済ませてしまう派です。こういう音楽系のコンテンツはドラマやアニメ、映画の方が実際に音楽を流せるので良いかと思うのですが、この作品に限って言えば、文字で読んだ方が臨場感あって良いかもしれません。映画はどうなるか興味あります。三次予選で登場する架空のオリジナル曲「春と修羅」をどう弾くかというところが、この小説の重要な要素になっているので、途中の即興演奏部分を含めどんな曲になるのか気になります。
また、ピアノを弾かない人にとっては内容を共感するのが難しいかなーとも思いましたがその辺りはどうなんでしょうか。

この本の様々な登場人物の描写が、何となくPH会の普段の練習会を彷彿とさせました笑。
普段の練習会を観察していると、欲望の趣くまま弾く人、自信満々な人、自信なさげな人、自作の曲を披露する人、ピアノに飽きてる人、静かに謙虚に弾く人、老若男女いろいろな想いの方がいらっしゃって本当に面白いです。僕の演奏も皆さんにはどう聴こえているのでしょうかね。
秋の発表会では皆さんのどんな演奏が聴けるのか今から待ち遠しいです!顔見知りの、普段とは違う姿が見れたりしたら面白いですね。ちなみに自分はまだ曲決めで苦戦しています笑。選曲も人間性が出てしまいますよね。江戸川区会場(あと3ヶ月!)で参加予定ですのでよろしくお願いします。

蜜蜂と遠雷も今秋ロードショーということですので楽しみです!
え~、おん、、音符たちが躍動する実写映画を皆さんと一緒に観たいね。

by R.Y.
「天使にラブソングを…」という映画を観てまた音楽やりたくなった人。
夏合宿の前日は横山幸雄さんのベートーヴェンコンサート(悲愴、月光、告別、熱情)を聴いてきました♪
部屋が散らかっているので今日は大掃除です。あと、連弾部に入ったのですがまだ1曲も弾けないので練習します。

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