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【メンバー日記】ノエル・ド・キャトルマン


当会の秋の定期演奏会も終わり、師走に入り、季節も冬めいてきました。

ようやく、この時期が来ました。
そう、クリスマスです!

コロナ禍の只中とは言え、街に出ればクリスマスのイルミネーションが輝いているし、夜景も綺麗だし、やっぱり浮かれた気分になります。

このサークルでクリスマスと言えば、やっぱりクリスマスパーティ(!!!)ですが、個人的にはもう一つあります。それは

「ノエル・ド・キャトルマン」。

 ピアノデュオ、レフレールの楽曲名であり、彼らのクリスマスピアノライブの名前でもあります。
 ちなみに、「キャトルマン」というのは四手連弾という意味らしいので、「ノエル・ド・キャトルマンを一人で弾く」というのはもう既に文章の時点で矛盾してます。まあ、そんなことする人いないですよね?

 このレフレールのライブ、私は一度だけ聞きに行った事があるのですが、条件も演奏も最高すぎてものすごく心に残っています。

 折角なので、サークルに入る前の若かりし頃の思ひでを語ってみましょう。

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 今は昔、私が大学3年生だった頃の話。その頃はピアノも弾いてませんでしたし、ピアノ友達なんている訳もありませんでした。
 レフレールのことはその頃からファンだったので、ピアノライブの日程とかはちょくちょくチェックしていました。結局行かない事がほとんどでしたが、その年のノエル・ド・キャトルマンは、「これは行かなアカン」と思わせてくる様なすごいものでした。

当日の日時と会場なのですが、

「クリスマス直前の土曜@横浜赤レンガ倉庫」

と言う、ド素人でも分かる超絶好の条件だったんですよ。そりゃあ行くわ。

で、当日ですが…

 まず赤レンガ倉庫に向かう道、雰囲気が良すぎます。その場にいる一人一人はどこか浮かれているのだけれど、全体を見れば静かで落ち着いている…ロマンチックで大人な雰囲気、とでも言いましょうか。人は多いですが、それ以上に場所が広く、周りの人達を気にせず落ち着けます。
 簡単に言うと、「そりゃあデートスポットになるよね…」と一瞬で理解できる感じです。

 そう言う訳で、ライブ会場である赤レンガ倉庫に着いた時点で既に満足感がかなりあって、「もうライブがつまらなくても良いや」とさえ思えってしまうくらいでした。

 さて、ライブですが….
先ほどから演奏会のことを「コンサート」とかではなく「ライブ」と表現しています。

彼らの演奏は、ライブです。演奏スタイルがパワフルで斬新なのもありますが、何と言っても、観客が手拍子やら指笛やらで演奏に参加するところが、中々に独特です。

 ピアノの演奏で手拍子というのはあまり無いので、最初は観客の方ももぎこちなく手拍子します(笑)。ですが、会場のボルテージが上がるにつれてみんなノリノリで手拍子するようになっていきます。

 私が行った当日も、私の前に座っておられた家族連れの大人しそうなお母さまが、突然めっちゃ上手い指笛をヒューヒュー鳴らし始めて、、、もう本当に愉快な気持ちになりました。

 曲は当然、ほぼ全部クリスマス曲です。しっとり系を織り交ぜながら、クライマックスのクリスマスメドレー、「ノエル・ド・キャトルマン」に向けてボルテージを上げていくような、そんな曲構成でした。

 サイコーだったのは言うまでもないです。

…で、ライブの余韻に浸りながら外に出たら、横浜の港ですからね。

そりゃもう、堪らないですよ。
綺麗でしたね。本当に。

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っていう感じの思い出があるので、毎年、冬の寒さを感じると横浜とか夜景が綺麗なところに行って黄昏れたくなります。コーヒー飲みたい。

という訳で、今年もテキトーに暇を見つけて夜の横浜にでも行って、関内か馬車道あたりでクリパ曲の予行演習でもしてこようかなと思います。

最後に、7年前、ライブに行った日に撮ったロマンチックな写真が発掘されたので、これで締めたいと思います。


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