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【メンバー日記】相模大野ステーションピアノ


T.Nです。以前からストリートピアノを弾きに行くのは好きだったのですが、先日また素敵なピアノとの出会いがありましたので、今日はそのレポートをしたいと思います。

今回訪れたのは、小田急線の相模大野駅。相模原を代表する繁華街でもあり、隣駅の町田とともに多くの利用者で賑わっています。筆者の地元からも程近く、「相模大野に期間限定のストリートピアノを置いている」という情報をネットで見かけて、すぐさま自宅を飛び出してきました。

電車を降りると、早速ピアノの音が聴こえてきます。音のする方に歩いていくと、改札外の広場に桜の木のモニュメントと、今回のお目当てのグランドピアノがありました。ピアノの足元は、色鮮やかな花々で彩られていました。とても春らしい演出ですね。
ピアノの音色は、高い吹き抜けを備えた開放感のある空間によく響いていました。こんなロケーションで演奏できるなんて、なんだかワクワクしてきました。

ピアノを弾きたい気分が高まったところで、そばにいらっしゃった運営スタッフの方に声を掛けます。

筆者「これから演奏できますでしょうか?」
スタッフの方「こちらのピアノは整理券制で、本日分の演奏枠はすべて埋まっています。また明日の11:30に整理券を配布しますので、改めてお越しください。」

Oh!No!(相模大野だけに)

手元のスマホでストリートピアノの特設サイトを見ると、確かに分かりやすい場所にはっきり「整理券制」と書かれていました。よく確認しないまま自宅を飛び出た私が愚かでした。
(感染拡大防止という意味もあり、事前に受付で個人情報を提供した人だけに限定しているということでした。コロナ禍において、このように万全の対策を講じて運営してくださるスタッフの方々には頭が下がる思いです。)

翌朝、再び相模大野へ向かいました。11:30から整理券配布ということで、余裕を持って11:00に受付に到着したのですが、すでに10組以上の方が受付で待機していらっしゃいました。これだけ素敵な雰囲気の中、グランドピアノが演奏できる機会は貴重ですものね。

先着順で希望の時間帯を選べるシステムだったのですが、筆者は最初の方の枠を取ることができました。今回演奏したのは、ベートーヴェンのピアノソナタ第31番第3楽章。駅の改札前ということでギャラリーの方も多く、緊張しましたが、大変弾きやすいピアノで気持ちよく演奏することができました。

その後はしばらく、他の方々の演奏を楽しみました。ご夫婦やご兄弟で連弾している方もいらっしゃり、大変ほのぼのとした気分になりました。また時節柄か、卒業ソングを弾かれる方も目立ちました。満開の桜を見ながら聴く卒業ソングの生演奏は、やはり粋なものですね。皆さんの素敵な演奏に、ただひたすら感動しておりました。本当に来られてよかったです。

最後になりますが、こちらのピアノのコンセプトについて立て看板に書かれていましたので、引用したいと思います。

「相模大野ステーションピアノは、コロナ禍という長く厳しい冬の終わりと穏やかな季節の到来を願い実施するものです。思い描いた学生生活を送ることができないまま卒業を迎えた学生や、進学・就職など新しい環境へ一歩踏み出そうとしている方など、さまざまな人への祝福やエールを音色に込めて、演奏してください。」

2021年度は、コロナの影響で何かと制約が生じた1年でした。きっと多くの方が、悩み、苦しんだ1年だったのではないかと思います。筆者にとっては就職という大きな節目の年でもあったわけですが、慣れないことが多々ある中で人とのコミュニケーションが制限されるのは、やはり辛かったです。

そんなとき、いつも私を癒してくれたのは音楽でした。仕事や私生活で落ち込んだり、イライラしたり、“Oh!No!” と叫びたくなったりしたときも、ピアノを弾くこと、そしてほかの方々の素敵な演奏と出会うことを通して、心を落ち着けることができたように思います。そういった意味で、PH会の皆さんには本当に感謝しております。来年度は多くの方々とともに、今まで以上に思いっきり音楽を楽しむ1年にしたいです。

皆さん、今年度1年間お疲れ様でした。このしょうもない日記を読んでくださったすべての方にとって、2022年度が“Oh!Yes!”で溢れる1年になることを願い、筆をおきたいと思います。


T.N.
最近の“Oh!No!”:卵かけご飯を食べようとしたが、ふと気が付くと卵の中身を三角コーナーに捨て、殻をお茶碗に乗せていたこと。
皆さんの“Oh!No!”なエピソードも教えてください。


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