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【メンバー日記】椅子の高さ考⑤


少し空いてしまいましたが考察。。
核心部分なので長くなりますが、ご容赦いただければ。

ここまでは椅子の高さって実はプロでもいろいろ、というお話と、
高い・中間・低いそれぞれの代表選手(?)を挙げ、
それぞれの高さにおけるメリット、デメリットをざっくり書きました。

そして、メリット・デメリットについて掘り下げていきます。
・・・と締めくくっていましたが・・・
いわば「低い椅子派」である私が、他の高さについて書くのも、
おこがましいと言いますか、やはり餅は餅屋。
低い椅子について書く上で、
比較対象として他の高さをチラ見せするにとどめます。
願わくば、この一連の日記に対する議論が起きて、
非自己の世界にも耳目を傾ける人が増えますように。。

ではまず、私が論拠としている基本条件を挙げます。
①脱力
もはや使い古された言葉ではありますが。
速く動かしたい、もっと大きな音を出したいと思うほどに力んで、
速く動けない、響きの悪い音しか出ない、故障する。
そして何より、疲れて楽しくない!

疲れ・動きの束縛・響かない痛い音。
力んだため、加速方向だけでなくブレーキ方向の筋肉も使用してしまうためと、
ピアノの構造上、打弦後に力を加えても音の変化はないのに
精神ありきで鍵盤を底まで押し込み続けてしまった結果だと思います。

②アーチ構造
A.鍵盤に最も力を加えるには?
  打弦まで最短距離の動きをするなら?
  答えは鍵盤に垂直に打鍵する、でしょう。

B.では、もし背骨がまっすぐだった時、歩いたら頭はどうなるでしょう?
  衝撃が頭に直接通じて、悪酔い・・・で済めばよいのですが。
  膝を曲げずに走るだけでも、この衝撃の片鱗は感じられると思います。

C.鍵盤を押し下げるには、どれくらいの力が必要でしょう?
  押す場所にもよりますが、50g前後という話です。

何が言いたいのかというと。
α:力を伝えるのは大事ですが、Cという事実があるうえで、
Aという方法でなければ鍵盤を十分に動かせないのでしょうか。
β:衝撃が分散されずに伝わった時のダメージ、どこが引き受けるんでしょう。
という2点です。

アレクサンダーテクニークなどの本にも書かれていますが、
指の各関節から手首まで、肘から先の全関節でアーチ構造を作って、
衝撃は分散させつつ、力を伝えられるようなフォームにしましょう、
という意見を採用しています。。

ではまず、指以外が固定された場合の、可動域を見てみます。
(素早いパッセージで、毎回手首や肘、肩を上下させる打鍵をする人はいないと思うので)
椅子が低いポジションで指を伸ばした場合、指は最も鍵盤から離れます。
(手根骨から中手骨までの部分が上を向いているため)
同様に指を曲げていくと、指が上下方向に動く範囲は最も大きいことが分かると思います。
この可動域の広さの中で、指をどれだけ曲げるか等バリエーションをつけて、
打鍵の強弱や質を調整します。

次に打鍵ではなく、離鍵方向の動き。
高いポジションの方が、筋が強く浮き出す(より大きな力を必要としている)と思います。
このため、ノーマル状態で指が上がりやすい形をとりたい時に、
低いポジションは有効だと思います。。

また、広い音域をとる場合。
おそらく皆さん、一番広げて何度届くか試すと、
手首の位置は鍵盤と同じくらいになると思います。
この時ひじが鍵盤より下のポジションだと、
アーチ構造を保った状態で取ることが可能です。

最後にアーチ構造を保った状態で、
鍵盤に対して指の接地面を変更できる範囲。
椅子が低いパターンが、最も指の腹~指先までの選択肢が広いと思います。
これを用いて、指の曲げ方で音質の調整をします。

以上、ここまでがメリットである、
「脱力を重視しつつ、アーチを保った状態で、
手首から先だけの動きから得られる選択肢が最も広いですよ」
という主張でした。
ではデメリットは?

既出ですが、楽譜から目が遠い。
目をつぶって弾ける人はよく聞きますが、
目を閉じて初見が出来る人、お会いしたことがありません。。
まあ、視力の弱さからくる問題点ですが・・・。

同様に目線が低い(鍵盤と目の位置が近い)ので、
鍵盤の端から端まで目線を送るときの角度が広い。

また、鍵盤の両端に手を置く時。
高いポジションだと大して腕を上げなくても届きますが、
低い場合・・・遠い・・・

そして位置エネルギーは最も低いので、
打鍵方向の筋力は最も必要となるでしょう。

・・・あと・・・見た目の奇抜さですかね・・・;;
(ついでに、そこからくるプレッシャーもあります)

今回は一般論におけるメリット・デメリットまでで。。

【メンバー日記】未来はあと15年?♪・・地元のスタジオイベントに☆


地元(隣の市)の音楽家の方が企画された、イベント(浦安音楽ホール)に参加しました。

新しいホールなので、ガラス貼りのスタジオがとても綺麗、眺めも良いです。浦安市の広報?で、告知されていたらしく、初回にもかかわらず、市民らしい聴衆の方が、10名以上、来られて聞いて頂いてました。

ここは、新浦安駅の隣、という場所で、駅隣の大きなモール街の中になります。
下の階には飲食店もあったりして、休日、買い物に来た家族ずれも気軽に寄れる、と、立地条件が良いせいもあり、勿論、無料のイベントという企画なので、家族で来ている聴衆が殆んどで、雰囲気はアットホーム。

最後は、主催者とプロのピアニストの方の、短い演奏もあって、良い企画だったと思います。

未来はあと15年位?になるけど、少なくなって行く人生が豊かになったと感じられて(笑)、また、
主催者の方は、私と同じ街の住人の方とわかって、参加出来て良かった!。

(主催者の石橋様、ありがとうございました。)

【メンバー日記】ピアノの想い出(その6)


中学生のころか、あるいは高校生のころか、いつからをそう呼ぶのか正確には知りませんが、日本は高度経済成長期に入りました。世間一般が豊かになりました。ピアノの価格も上がりましたが平均物価に較べれば相対的に安くなって、普通の家庭にもピアノが普及し始めました。そんな中、卒業期にあたって大学紛争が勃発しました。授業が行われなくなり、構内が封鎖されたため、暫くの間、実家での待機を余儀なくされました。実家にいても所在なく時間をもて余しているかに見えた私のために、父はピアノを買ってくれました。これが、私の初めてのピアノです。しかし結果的に、このピアノは有効利用されませんでした。滅多に帰ってこようとしない息子を少しでも長く留め置こうとしたのかもしれない当時の両親の心情に想いを馳せたとき、私は今もなお胸の痛みを禁じ得ない。

自分でヤマハのアップライトを購入したのは、それから何年かたって就職し、さらに1年が過ぎたころでした。独身寮の1LKに置いて、職場の仲間を誘い、ピアノパーティと称して合コンまがいの催しをもったのもこの時代でした。が、このピアノもわずかな期間しか使われていません。

結婚が決まって世帯寮に移る際、私は、件のピアノを知人に下取りしてもらい、そして、ヤマハのG3を購入したのです。こうして、3台目にして漸くグランドピアノを持つこととなりました。思い切った意気込みでしたが、実際のところ、それもかなりの早計だったと言わざるを得ません。団地形式の宿舎に弱音器の付かないグランドピアノを設置しても、気ままに弾くというわけには、なかなかいかない。その内、子供が増えるにつれ、部屋が狭くなっていき、布団の裾をピアノの下に敷いて寝たこともありました。ピアノは、買えば済むというようなものではなかったのです。それなりの環境が必要でした。ピアノは、次第に、場所を塞ぐただの置物と化していきました。

オマエハ、イッタイ、ナニヲシテルノカ?・・・と反省すべきだったでしょうか。子供のころのピアノへの憧れと手の届かなさが、私に心理的な飢餓感を植え付けていたのかもしれません。「グランドピアノ」を手に入れたことは、そのころの自分に何かしらの達成感をもたらしていたようにも思えます。ピアノはそこにあるだけでよく、つまりそれは、私の「アイデンティティ」であった・・・と今にして思うのです。

【メンバー日記】この季節恒例の練習スタイル


椅子の高さから、変な目で見られていると思いますが、
普段の練習スタイルも比較的変わっているという自覚はあります。
しかし色々、背に腹は、というものもあるんです・・・

そろそろ、10℃を切りますね。。
寒いと故障が増えますので、無理のない練習を。。

私は温かな飲み物と着ぶくれ、足元毛布で乗り切りますTT

【メンバー日記】椅子の高さ考④


いよいよ最後のご紹介。
「鍵盤より肘を低くする」です。

少数派なので、挙げる人にもっとも迷いますが・・・
おそらく一番低いであろう人を挙げさせていただきます。

「変人で天才」、Mr.グールドです。。

まず用意するのは、特注の椅子。
座面までの高さは30cm±α。

何気なく普段の感覚で座ろうとしたら、
おそらく後ろにコケるでしょう。

(私も今より椅子が高かった大学時代、普通のピアノ椅子ですが
座面を一番下げていて、交代したとき次の人がコケそうになり、
怒られた記憶があります…。
「そんなこと言ったって、仕方ないじゃないか」~À la manière de ENARI~)

特徴は手(指)が脱力しても上を向くことと、
「手首から指までのアーチを保った状態で」鍵盤に対して
指を寝かせる~立たせることが出来る点などでしょうか。

もっとも横に腕を拡げる時は広背筋など肩回りの筋肉をかなり使う、
ホームポジションが低いので同じ加速距離(指のです)で
同等の音量を出すのに最も筋力を必要とする、
見た目からパフォーマーまがいと揶揄される、などの不利な点も。

・・・あれ、デメリットがとっても書きやすいぞ・・・?

ならなぜやるのかというと、デメリットを補って余りある(と思う)
メリットがあるからです。
(最高の音を目指す以上、見た目は一番最後ですから
パフォーマー云々の雑音は無視いたします)

これからはそれぞれのメリット、デメリットとその理由について、
あくまで独断・偏見で書いていこうと思います。

最後にピアニスト達の椅子の高さがわかる画像を、
切り張りしてまとめたものでも張り付けておきます。
~グールドも10代前半の頃は、あの椅子の高さじゃなかったんだなぁ~み〇を

【メンバー日記】椅子の高さ考③


前回に続き、演奏時の椅子の高さ、3回目です。

今回は肘の高さが鍵盤と同じくらい、
中間について触れてみます。

この弾き方で有名と言えば、やはりこの方。
ショパン先生のご登場です。。

背筋を伸ばして、ボウリングの玉なみに重たい
頭の重量を背骨のカーブで受け止め、
座骨から椅子へと伝えて身体を支える。

その上で腕の力をダランと抜き、
肘を直角になるくらい曲げて、手が鍵盤の上に、
自然なカーブを描いて乗る高さ。
柔らかく、柔らかく。

恐らく、体格が今くらいになってからで考えると
このポジションで弾いた時間が一番長いです。
(ではなぜ、そこから外れたか?は後ほど)

独断と偏見による感想は、
『ザ・ホームポジション』。
無理がなく、どのような形もそれなりにやり易い。。

可もなく不可もなく、
もしくは何でも来い。

確実に言えるだろうことは、
どんな体格、筋力でも無理がなく、
一番長く弾いていられる
(練習できる)ポジションだという点です。

【メンバー日記】椅子の高さ考②


前回に引き続き。

椅子の高さ、人それぞれです。
では実際に、プロを含め椅子の高さ、どのようになっているでしょうか?
前回も触れましたが、肘の高さは鍵盤に対してどのくらいでしょう?

なんだかんだ言っても、現代日本は非常に恵まれているので、
過去の大演奏家の映像などが見放題、勉強し放題です。

その中で
①椅子の高い人の急先鋒と言えば(独断と偏見で)リヒテルでしょう。
ネイガウス派と言われるだけあって、同門の
スタニスラフ・ネイガウス(ブーニンのお父様)も椅子(肘ポジション)高いな、
というのが印象的です。

スタニスラフ・ネイガウスも大好きなピアニストなので、
いろいろお話してみたいネタではあるのですが、ここでは置いといて。

リヒテルいわく、
「高いところから鷹のように音楽を見下ろして、全体をつかむ。」
とか。(出典は記憶ないですが、そう記憶してます・・・)

実際にやってみた感じですと、
1.楽譜が近い
 私のように目の悪い人には超重要事項と言えます!
 (試した最初の感想:「楽譜が見える(@@)!!!」)
2.鍵盤の全体を、見るとはなし見るのに、比較的意識を必要としない
 そもそも鍵盤から目が遠くなるので、
 比較的意識しないでも鍵盤全体が見えます。
 もし弾く曲が鍵盤上に見えるタイプの人であれば、
 それこそ「音楽」が眼前の支配下にある状態、になるのでしょう。
3.強い音が出(し)やすい
 これは好悪の分かれる範囲でしょう。
 (残念ながら私は好きになれません・・・。)
 元々の高さが高いため、ゼロベースから上げるエネルギーは少ないです。
 つまり、位置エネルギーが大きい状態で開戦する、と。
 あくまで個人的にですが、上からのエネルギーを多用すると
 鍵盤が底を打つ音がうるさく感じてしまうのと、
 弱い音を出すときの指の角度がつけにくい点でしょうか。

長くなりますので、次回は②の鍵盤と肘の高さが同じくらい、に触れたいと思います。。

【メンバー日記】ピアノの想い出(その5)


この頃の想い出の曲の一つに、ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲:第18変奏」があります。これは、私が小学生から中学生にかけて毎週日曜日朝9時頃からNHKラジオで放送されていた「希望音楽会」の始まりのテーマでした。あまりにも有名な曲ではありますが、私がその曲名を知ったのは、ずっと後になってからでした。余談になりますが、当時、立体音楽堂という番組があり、NHKの第1放送と第2放送を使ってのステレオ放送が毎週行われておりました(無論、ステレオオーディオ装置などというものはまだ存在しません)。「2台のラジオを置いて別々のチャンネルに合わせ、その前にカーテンを掛けて、音楽ホールの雰囲気をお楽しみ下さい」というわけで、私宅でもどこからか別のラジオを持ち込み、カーテンこそ掛けませんが、神妙に並んで聞き入った記憶があります。

第18変奏曲は、フィギュアスケートでも度々用いられてきましたが、もっとも効果的に使われたのは、映画「スーパーマン」を演じたクリストファー・リーフ主演の「ある日どこかで」という映画だと思います。B級映画との酷評もされましたが、私にとっては忘れられない映画の一つです。そういえば、ジョン・バレーが作曲したこの映画のメインテーマも非常に印象的な名曲であると思います。

ともあれ、この第18変奏は、私がどうにかして弾いてみたい曲の一つでした。そこで、新装なった上野の東京文化会館の資料室に通ったものです。今もありますが、ここは音楽関係の図書館であり、楽譜の貸し出しや試聴を行っておりました。そこへ自分で引いた五線紙を持ち込み、借り出したスコアから有名なピアノ独奏部分の楽譜を筆写しました。

練習用のピアノは様々な方法で調達しました。大学の音楽部の部室に入り込み、空き時間のピアノを借用したり、楽器店が経営していた狭いピアノスタジオを借りたり、時には、ピアノのあるお宅に下宿していたこともありました。

ただし、筆写したのは第18変奏の内、ピアノが独奏するごく短い部分だけです。全部を弾きたかったものの、本来は協奏曲なのでピアノソロ用に編曲された楽譜を探さなければなりません。しかし、適当な楽譜が見つかりませんでした。後年になってヤマハショップで尋ねたところ、アメリカ版が発刊されているとのことで、ではそれをと言うと、「上級と並みがありますが?」と、まるで「上天丼にしますか、それとも並み天丼?」と問われたかのようで、「では、上天丼を」と注文しました。あまり難しいのも困りますが、易しい編曲は往々にしておざなりでつまらないものが多かったからです。1週間もして届いた楽譜の価格は1.85$でした。アメリカ人による編曲で、割合いと原曲の雰囲気に忠実でしたが、惜しいことに、それはニ長調に移調されたものでした。今では、プリント楽譜で、久木山直氏による原曲通り変ニ長調での編曲版が発売されています。

後半部で複雑なコードが徐々に下降してゆくこの曲を苦労して暗譜はしたものの、しばらく弾かないままに、もはや忘れてしまいました。再度、覚えなおしたいと思いますが、記憶力の低下に悩まされる昨今で・・・。

【メンバー日記】ピアノ椅子の高さ考①


唐突ですがピアノ椅子の高さについて、ふと書いてみようかと。

PH会で私が弾く(一種、異様な)姿を見た人は、
「あぁ・・・まあ、一家言あるんだろうね」
と冷笑する方もいるかもしれません(TT)
しかし良い悪いは「世間一般の常識」で判断するものではなく、
『自分に合っているか』『その人に合っているか』で判断していく方が
様々な世界への扉を開いていけるのでは、と思うのです。。

そもそもピアノの椅子、皆さんはどんなものをお使いでしょう?
市販の有名どころ(?)では、
背もたれ付きで高さ調節が段階式のものと、
背もたれ無しで横幅が広く、高さ調整がねじ式(無段階式)のものでしょうか。

近年、高さ調整が(たぶん)油圧式の椅子が出て、
素早く微調整できる利便性(と座り心地?)から人気を博しているとも聞きます。

さらに有名な小話として、
あるピアニストが演奏前に椅子をさんざん上げ下げし、
仕舞には「客席のご婦人、そのプログラムを一部お貸しいただけますか?」
と言ってプログラムを敷いた上に座っただの、
「君の尻を1インチスライスしようか?」
と指揮者が言っただの。

プロピアニストに対して、かなりネタ色が強いものの、
肯かざるを得ない揶揄を含んだお話、あります。
(そのピアニスト自身も、それをネタにしている部分がありますし)

しかし弾く時の高さ、(私としては特に)重要なものです。
それぞれの高さにメリット・デメリットあると思いますが、
この高さが良いと、誰が決めたのでしょう?

どうせ弾くならうまく弾けるようになりたい。
あのピアニストのように、自由自在に弾いてみたい。
じゃあ、そのピアニストの椅子の高さは?
(正確にはピアノと椅子の距離、椅子の高さ、姿勢で変化させているものですけど)

その人の身長(とか座高)にもよりますが、
ざっくり3種類、奏者の肘が鍵盤より、
①高いか、②同じくらいか、③低いか、です。

繰り返しますが、それぞれにメリット、デメリットがあります。
その上で、自分なりに考察(という名の言い訳)できたらと思います。。

【メンバー日記】未来はあと15年?♪ 鮮やかな紅葉の中をガイドして☆


一昨日は、珍しく暖かい上に、快晴。風もなく最高の天気で、ひと月振りに、ボランテイアのツァーガイドに行ってきました。

たいていは、土曜日に、ボランテイアグループで、東京駅前に集まった、ツーリストの人達を、皇居東御苑に案内しているのだけど、この日は、ボランテイアメンバーの希望もあって、平日の朝から、お昼にかけて、ご案内して、解散後は、あまりに好天なので!、北の丸公園を散歩して来ました。

珍しいくらいの好天に、イチョウや桜、ケヤキなどの紅葉が、鮮やか。
ツーリストでも、マレーシア人の女性たちは、紅葉を見たことが無いので、たくさんの紅葉に驚き、特に、二の丸庭園は、小堀遠州の設計だけあって、紅葉の季節には、横山大観の絵から切り取ったような、素晴らしい景色なので、歓声を上げて、盛んに写真とっていました。

こんなに喜んでもらえると、ご案内して良かったと実感できて、今年、高齢者になって、未来はあと15年くらだけど、少なくなっていく自分の人生が、豊かになった感じで、気持ちが和やかになりました。(*^。^*)

次の日は、一転、雨勝ち、曇天。急に悪天気に変わると、”今日行く先”、に悩んで切ないのが高齢者の日常(笑)。

夕方に、以前いったことのある、趣味でやっている?、喫茶店に行くと、悪天気にお客さんは無し、だったので、ピアノ弾かせてもらってきました。

ここは、オーナー夫妻(わりと資産家?らしい)が、地域の人のために始めたらしいけど、先月、5周年、とか。で、あまり流行っていそうもないのに、結構、長続きしている。喫茶店経営、って不思議なものでもありますね☆。

https://www.youtube.com/watch?v=-9DdL3KtjME