どうも、T.N.です。今日も元気にストリートピアノ日記を書いていきたいと思います。
※この日記は前回からの続編です。
8月9日(日)、この日は少し早起きをして清水のホテルを出発し、まずは静岡市街へ向かいました。
朝一番に訪れたのは、こちらの「サウナの聖地」。前日の夜に続いて、朝から追いサウナです。
薬草の香りが漂うサウナでたっぷりと汗を流し、肌触りの柔らかな水風呂へ。朝からしっかりとリフレッシュし、この日一日の活力を得ることができました。
その後は再び清水へ戻ります。清水駅西口を出て、「清水駅前銀座商店街」のアーケードを進んでいくと、その一角に1台のアップライトピアノが置かれていました。
実はこちらのピアノ、前日の夜にも一度訪れていたのですが、あいにく施錠されていて演奏することができませんでした。そこで、この日は改めてリベンジ。 近づいて確認してみると、今度は無事に解錠されていました。
こちらは「モントレ」という、筆者も初めて目にするメーカーのピアノです。もともとは市内の学校で使われていたものなのだそう。見た目からもなかなか年季が入っているように感じられますが、学校で役目を終えたピアノが、こうして今度は街なかで再び多くの人に弾かれているというのは、なんとも素敵なことだと思います。
早速、弾かせていただくことにしました。今回演奏したのは、ベートーヴェンのソナタ31番1楽章です。弾き始めると、キラキラとした明るい音色が辺りに響きます。鍵盤のタッチは比較的浅く、速いパッセージも軽やかに指を動かすことができました。
朝の商店街は人通りもさほど多くなく、辺りは静かです。周囲をあまり気にすることなく、落ち着いて演奏することができました。
演奏を終えた後、ピアノの上に置かれていたメッセージノートをめくってみます。中には、このピアノを弾きに来た方たちの感想がたくさん書き残されていました。近隣の方だけでなく、全国各地からこのピアノを弾きに訪れている方もいるようです。それぞれがここを訪れ、思い思いに演奏を楽しんできたことが伝わってきて、とても素敵だなと思いました。
清水駅前銀座商店街を後にして、今度は電車でもと来た道を戻ります。東静岡駅で下車して改札を出ると、目の前には広々としたコンコースが広がっていました。
そして、その真ん中には1台のアップライトピアノが置かれ、広い空間の中でも確かな存在感を放っています。
こちらも早速、弾かせていただくことにしました。今回演奏したのは、ショパンのバラード4番です。
鍵盤のタッチはやや重く、弾くたびにしっかりとした感触が手に返ってきます。平日はもう少し人通りがあるのかもしれませんが、この日は休日のお昼時ということもあってか、人の姿はまばらです。ときおり駅舎の直下を新幹線が轟音を立てて通過していきますが、それ以外は至って静か。ピアノの音量も適度に抑えられており、自分の演奏の世界に入り込むにはもってこいの環境だと感じました。
駅での演奏を満喫した後は、すぐそばにあるショッピングモール「MARK IS 静岡」へ向かいました。
ここで、まあ、クイズでも出しておきますか。
こちらの3階にはピアノが置かれていますが、一体何色でしょうか?
正解はこちら!
ということで、真っ白なグランドピアノのもとを訪れた筆者。
ちょうど一組の家族連れがいて、小さな女の子がピアノの前に座っていました。鍵盤をあちこち押しながら、夢中になって音を鳴らしています。
その様子がなんとも微笑ましく、演奏を終えた女の子に筆者からも拍手を送りました。
続いて、筆者の番です。ここでは、ベートーヴェンのソナタ31番1楽章を演奏しました。
休日のモールは、多くの家族連れで賑わっています。店内の放送や行き交う人たちの雑踏に紛れて、ピアノの音もほどよく周囲に溶け込んでいきます。鍵盤にはグランドピアノらしいほどよい重さがあり、弾いた感触もしっかりと手に返ってきます。
演奏を終えると、後ろから小さな子が駆け寄ってきて、
「ブラボー!」
と、拍手を送ってくれました。
思いがけないかわいらしい声援が、なんとも嬉しく感じられました。
その後も次々と家族連れがピアノの周りに集まり、子どもたちが楽しそうに鍵盤に触れていきます。こうして家族で気軽にピアノに触れ、音楽を楽しめる場所があるというのは、とても良いことだなと思いました。
MARK IS 静岡を後にして、続いて向かったのは、すぐそばにある「靜岡縣護國神社」です。緑に囲まれた境内を進み、まずは参拝を済ませます。
その後、社務所の中へ。外の暑さとは打って変わって、館内は涼しく静かな空間が広がっていました。
こちらには1台のアップライトピアノが置かれています。ピアノの上にはジブリのキャラクターのグッズがいくつも並べられていて、どこか親しみやすい雰囲気を感じます。
そばに置かれていたピアノノートには、こちらのピアノの管理人さんが「ジブリピアノ」にした経緯が書かれていました。こうしてピアノに独自のコンセプトを持たせているというのも、なかなか面白いなと思います。
「ジブリピアノ」ということで、ピアノの上にはジブリの曲の楽譜も用意されていました。せっかくなので、今回はその中から「となりのトトロ」「人生のメリーゴーランド」「君をのせて」の3曲を弾かせていただくことにしました。筆者自身、普段はほとんどクラシック一筋ですが、こうした場所でいつもとは一味違った曲を演奏するというのも面白いものです。
演奏を始めると、ピアノの音は周囲の壁によく反響し、社務所の中に響き渡ります。静かな空間の中で、ゆっくりとジブリの世界観を楽しみながらピアノに向かう時間は、とても心地よいものでした。
こうして、この場所でもいつもとは少し違ったストリートピアノを楽しむことができました。