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  3. 【メンバー日記】水都やながわ ストリートピアノ

どうも、T.N.です。今日も元気にストリートピアノ日記を書いていきたいと思います。

※この日記は前回からの続編です。

太宰府での演奏を終えた筆者。次に電車で向かったのは、柳川市です。西鉄柳川駅で電車を降りて外へ出ると、街の至る所に水路が広がっていました。

ここ柳川は、「水の都」として知られる街です。水路沿いを歩いていると、ときおり川下りのどんこ舟がゆっくりと進んでいく様子が見えます。船頭さんの歌声がのびのびと響き、そのたびに舟の上からは観光客の楽しそうな笑い声が聞こえてきました。

この日はスケジュールの都合で川下りの受付時間には間に合いませんでしたが、8年前に初めて柳川を訪れた際には実際に乗船したことがあります。街なかを舟で巡るという普段なかなかできない体験に、とても心躍らせたことを今でもよく覚えています。

そんなことを思い出しながら歩くこと30分ほど、目的地の「水都やながわ(柳川市民文化会館)」に到着しました。

館内に入ると、真新しく開放感のあるロビーが迎えてくれます。この日は特に催事のない平日ということもあり、人影はまばらで、ゆったりとした時間が流れていました。

奥へ進むと、そこには1台のグランドピアノが置かれています。淡い水色に彩られたその姿は、「水都」として知られる柳川の雰囲気によく似合っていました。

実はこちらのピアノ、1971年に旧文化会館が開館した当時から使われてきたもので、2020年に旧館が閉館するまで、多くの人々に親しまれてきた一台なのだそうです。長い年月を経て外装の傷みも目立つようになり、閉館にあたっては処分も検討されたとのこと。しかし、柳川を中心に活動されているスプレーアーティスト・長野尊さんの協力により、美しくペイントされた新たな姿へと生まれ変わり、この場所でストリートピアノとして再び多くの人に音楽を届ける存在となりました。こうして歴史あるピアノが新たな役割を得て、再び人々に親しまれているというのは、とても素敵なことだなと感じます。

受付の方にお声がけし、ありがたく弾かせていただくことにしました。曲はショパンの「舟歌」です。

外に広がる水路をどんこ舟がゆったりと行き交う様子を思い浮かべながら、静かに鍵盤へ向かいます。弾き始めると、柔らかく温かみのある音色が返ってきました。水都だけに、なんともスイートな響きが魅力的です。

年季の入った楽器ではありますが、しっかりと調整されていて、気持ちよく演奏することができました。静かなロビーで、柳川の穏やかな水の流れや舟下りの風景を思い浮かべながら音を紡ぐ時間は、贅沢なひとときだったように思います。

演奏を終えて受付へ戻ると、係の方も聴いてくださっていたようで、温かい拍手をくださいました。神奈川からストピ巡りで来たことをお伝えすると、とても驚かれた様子でしたが、
「また柳川に来られることがあれば、ぜひ弾きに来てくださいね。」
と声をかけていただき、とても嬉しく感じました。

素晴らしい楽器を演奏させていただいた感動を胸に、この日のストピ巡りを終えた筆者。電車を乗り継ぎ、この日の宿泊地である熊本へと向かったのでした。

【今日の飯テロ】
この日の夕食は、熊本の馬肉料理屋さんへ。

特に馬刺しは絶品。弾力のある赤身は噛むほどに旨味が広がり、脂の乗った部位は口の中でとろけるような味わいです。とても美味しくいただきました。

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