メンバー日記
2015年11月21日(土)～12月4日(金)に東京渋谷のシアター・イメージフォーラムでオーストリアの巨匠ミヒャエル・ハネケ監督の特集上映『ミヒャエル・ハネケの映画術』が開催されます。観客の神経を逆撫でする、陰湿で挑発的なところがハネケの特徴のため、正直なところある程度映画が好きな人以外にはオススメしにくいのですが(苦笑)…あえて書いたのは『ピアニスト』が今回の特集に入っていたからです。
中年になるまで恋愛経験がないまま音楽一辺倒で生きてきた女性ピアノ教師の歪んだ愛と性を描いたこの作品。目を背けたくなるようなシーンもありますが、BGMで（確かシューベルトが多かったかしら…）クラシックの名曲が映画を彩っていることから紹介させていただきました。また、主演イザベル・ユペールの欲望を抑圧・爆発させる演技は必見です！
『ピアニスト』の他に上映されるのは『ベニーズ・ビデオ』（未見、観に行きたい）、『ファニーゲーム』（何も言いますまい…笑）、『白いリボン』（比較的ソフトですが、忍び寄る戦争の気配を感じます）と本邦初公開となる『ドキュメンタリー：映画監督ミヒャエル・ハネケ』。確実に不快な思いはするでしょうけれど、カンヌの最高賞パルムドールを2回受賞した才能は本物。私も嫌だ嫌だと思いながらも不思議と彼の作品はチェックしてしまいます。「ハネケの映画術」とやらの術中にはまったということでしょうか？皆様もこの機会に覚悟して観てはいかがでしょうか？(笑)
なつこ通販トラブル巻き込まれ中（泣）
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