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【メンバー日記】ラーメン作りにかける思い

ラーメンと言われてまず思い浮かぶラーメンは何ラーメンでしょうか。

各々の好みもあれど、この質問の答えは出身地によって違ってくると思われます。

日本の都道府県別のラーメン勢力図がこちら↓

・・・まぁ概ね予想通りなのではないでしょうか。
北海道は味噌ラーメン、本州は広く醤油ラーメンが親しまれていることがわかります。

ただ、特筆すべきは九州地方での圧倒的豚骨の支持率の高さ。
私自身福岡出身で、地元で「ラーメン食べにいこう」という会話になれば豚骨ラーメンを食べることが前提です。

むしろ、その他のラーメン(しょうゆ、味噌etc.)はインスタントで食べるものだとさえ思っていました。

一部の大手チェーンを除けば、豚骨以外のラーメン屋さん自体がありません。
豚骨ラーメンが圧倒的人気を誇る九州では、豚骨以外のお店を出してもビジネスとしてやっていけないのでしょう・・・。

そんな豚骨にまみれた私の味覚を180度変えたラーメンが、関東にありました。

・黄色い看板
・途切れることのない列
・脂ギッシュな超濃厚スープ
・食べても食べても減らない極太麺
・1枚がステーキサイズほどの極厚チャーシュー
・丼から崩れ落ちんばかりのもやし

ラーメン二郎です。

この食べ物との出会った衝撃は今でも忘れられません。
シューマンの幻想曲を初めて聴いたときくらいの衝撃です。

当時就活で度々東京に来ていた私の面接モチベーションが、このラーメン二郎でした。

社会人になって数年間、多い時では週2杯は食べていたと思います。
(もちろん二郎に近い会社に就職しました)

そんな幸せなにんにくライフを奪われたのが2020年春、、、
コロナウイルスの拡大に伴う時短・休業の波にラーメン二郎も呑まれていくことになります。

生きる希望を失った私の頭に浮かんだアイデアは・・・

自分で二郎を作ろう!!!

というわけで本日の日記は

★★★ステイホーム・家二郎レシピ★★★

【用意するもの】

・寸胴鍋(24L以上がおすすめ)

・豚の背骨orげんこつ スープ用 1~1.5kg
・豚ロースorバラ塊 チャーシュー用 1.5~2kg
・豚脂 スープ用 ~1kg
・生麺(極太の生麺、または生パスタのリングイネでもOK) 200~240g/人
・重曹
 → 太めの生パスタを重曹で茹でると・・・不思議なことに二郎の麺に早変わりします。
・しょうゆ
・料理酒
・みりん
・味の素
・にんにく
・キャベツ
・ネギ
・人参
・玉ねぎ
・生姜

【作り方】

①豚の背骨を下茹でする。
寸胴鍋にたっぷりの水をはり、背骨を30分くらい茹でます。アクがたくさん出てきます。30分茹でたくらいでは豚骨エキスは全然出てきませんので、茹で上がったらお湯は捨ててしまします。

②背骨を洗う
 なかなか面倒ですが背骨を流水できれいに洗います。アクと汚れをしっかりと手で取り除きます。

③豚の背骨を炊く
 寸胴に新しい水をはり、背骨と香味野菜(にんにく1房、キャベツの芯1本、人参1本、ネギの青い部分1本、玉ねぎ1個、生姜1片を)を入れ、ひたすら炊きます。でっかい圧力鍋があれば2時間くらい。普通の鍋なら地道に8時間くらい。

*Before & After


④豚塊を煮る
 ロース塊ならそのまま鍋に放り込んでもOK、バラなら巻いて糸でしばった方が良いです。

↓バラならロール状にして糸で縛る

 本当は背骨も残しておきたいところですが、家庭用の鍋では一緒には入りきらないのでこのタイミングで豚骨は取り出します。
豚脂(ラード塊)を追加し、また2時間くらい炊きます。(加圧は不要)

↓炊きあがったスープ

⑤豚を取り出し、かえしに漬け込む

 2時間程煮たら豚を引き上げ、かえしに漬けて味を入れていきます。

・かえしの作り方
鍋にしょうゆ、酒、みりんを各300ml、味の素を大さじ1、にんにくを3片くらい入れて、沸騰させてアルコールを飛ばせば完成。

上記写真では鍋のかえしに豚を入れていますが、これでは豚が浸かりきらないのと、かといってそのために大量のかえしを用意するのももったいないので、チャック付きビニル袋に豚を入れてそこにかえしを注ぐのがおすすめ。
1時間半くらい付けたら豚を取り出します。ここでかえしは捨てません!

出来上がったブタがこちら。もう既にめちゃくちゃ美味そうですね。
やはり厚切りがおすすめ。

胃袋との相談になりますが、贅沢に豚1本のせもできちゃうのが家二郎の特権。

香味野菜と豚脂を取り除いて、完成したスープ↓

なんなんでしょうか、この達成感と感動。
でも気分的にはまだまだ幻想曲第1楽章の再現部くらい。

⑥野菜と麺を茹でる、スープを準備する。

丼に味の素小さじ1、⑤で作ったかえし90ml、豚脂カスを入れ、そこに熱々のスープ270mlを注ぎます。

ここから一気に家二郎を仕上げていくわけですが、スピード勝負となります!!!
手際の良さがポイント。

太めの細切りにしたキャベツともやしを茹でる(15~45秒、お好みで)
極太の生ラーメンを硬めに茹でる or 生パスタのリングイネを重曹で茹でる

⑦盛り付ける

茹で上がった麺を丼に入れ、茹でておいたヤサイを盛り付ける。
山麓にブタを添えて、刻んだ生ニンニクを入れれば完成!!!

後続のお客さんが待っている中で次々と出来上がるラーメンを横目に一心不乱に麺をすするのもお店ならではの体験ですが、こうして時間を気にせず食べられるのも家二郎だけに許される贅沢ですね。

↓夢の1本豚で笑顔の友人

みなさんのマイ二郎レポートをお待ちしています!

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by M.O

ピアノ歴:26年
好きな作曲家:ショパン、リスト、ドビュッシー


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