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【メンバー日記】電子ピアノの技術 ストリングスレゾナンスについて


メンバー日記

CA67最近、河合のCA67というモデルの電子ピアノを購入しました。
河合のWebページでCA67の製品情報をみると、このピアノが持つ色々な機能が紹介されています。
すごい専門用語で説明されているので、購入前は流し見ただけだったのですが、せっかく購入したのでちゃんと読んでみました。
今回はアコースティック・レンダリングの中の「ストリングスレゾナンス」について調べてみました。
さらっと書いてあるけど、ちゃんと理解しようとすると結構大変

アコースティック・レンダリング・アコースティック・レンダリング
→ 本物のピアノが持つ色々な要素(弦とかダンパーとか)による影響を加味した音を再現する技術
・ストリングスレゾナンス
→ 弦の共鳴による音の発生を再現

単純な音階をデジタル信号で表現するだけであれば、特定周波数で音を出すだけで再現出来ます。
ただ、本物のピアノではもう少し複雑な音が出てきます。
例えば、ピアノの弦の振動が他の弦に伝わって、直接ハンマーが叩いていない弦も音を出したりします。

音の伝達・振動(音)の伝達
振動の伝達を使ったシステムとしては耳がありますね。

物体が振動すると空気中の分子が押され、密度が濃い部分と薄い部分が空気中を伝わっていきます。
人間の耳ではその空気中の分子の濃淡を鼓膜で受け止めます。すると、空気中の分子に鼓膜が押され鼓膜が振動します。(振動の伝達)その後は、鼓膜の振動をなんやかんや色々やって脳で音として認識します。

この振動の伝達がピアノの弦同士でも発生します。よりリアルなピアノの音を再現するために、こういった事も考慮して音を出しているそうです。

写真4の説明厳密には音が届く場所にある全ての物は、振動の伝達で大なり小なり振動して音を発生させます。
ただ、それを全て再現しようとすると電子ピアノ開発者に明けない夜が訪れるため、特別強く伝達する(共鳴する)音だけを再現しているそうです。
→ ストリングレゾナンス

本物のピアノと電子ピアノの音の違いは、こういった細かい違いの積み重ねで生まれていくのですね。

似顔絵ゆうさく
夏休みの自由研究はこれで終わり!

 


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